先日友人達とプラネタリウム&お茶に行って来ました。
プラネタリウムとか何年振りだろう。映像演出とかもめっちゃ進化してたし綺麗で、シートも快適でとてもよかったです。シート快適過ぎて隣のお姉さんは途中からクチあけて寝てはったけどな…笑。でもわかるよ…めっちゃよく寝られると思うあれは。
友人との待ち合わせの前に時間があったので大きい本屋に行ってまして、目的を果たした後ふらっと立ち寄った占いグッズコーナーで可愛いルノルマンカードを見つけたので衝動買いしてしまいました。
これです。
どん。
鳥ルノルマンカード。
NORISANという方が描いておられるカードで、同じく鳥をモチーフにしたタロットカードも出しておられるので、そちらをご存知の方もいらっしゃるかも。
軽くご説明させて頂きますとルノルマン占いというのは、タロットカードとかと同じように、ルノルマンカードという38枚のカードを使った占いです。どちらかというとタロットやオラクルなどよりもトランプに近いと思います。
タロットカードよりも絵柄から象徴や意味を直感的に連想していくような感じの占いなので、意味を知らなくても絵柄を見て『なんとなくこれの事のような気がする』とピンと来たらオッケー、という感じなのでカジュアルな気分で占いたい時はよく使います。連想ゲーム的に占うという意味では、自分で占うほうが楽しい占いかもしれないなと個人的には思っております。
もともとトランプ占いから始まっているとか、コーヒー占い(コーヒーカップの中にいろんな絵が小さく書いてあって、コーヒーを飲みほした時に残ったコーヒーかすがどの絵柄に乗っているかで運勢を占っていたもの)が始まりとか、色々と説があります。
(余談ですが、占いの発祥とか歴史的な事については、伊泉龍一先生の著書がおすすめです。昔マルセイユ版タロットの授業を受講していた事がありますが、必ず原書も読みこまれた上でとことんさかのぼってお調べになる方です)
中身はこんな感じ。
左からハート、月、太陽、山、十字架のカード
オーソドックスな絵柄のルノルマンカードで同じのを出すとこんな感じ。
オーソドックスな絵柄のものはさすがというか、こんな感じで一目で見てなんのカードか分かりやすいですね。(このカードは鏡リュウジ先生の本の付録。ちなみに最近よく使うのはちえの樹さんのオリジナルで、カードの枚数が54枚になってるグレープワインルノルマン)
私のお気に入りカードはこのへんですかね。
騎士のカードと本のカード。
騎士はナポレオンの絵のパロディだし、鳥の種類としてはキバタン(騎馬って事かな)、本は図鑑のセキセイインコを見てるセキセイインコっていうのがいいよね。
あと女性カードのうちの1枚。女性というより令嬢って感じがとても好きです。スタンダードな絵のものではバッスルスタイル(腰のとこが膨らんでるやつ)っぽいドレスを着た女性が描かれている事も多いですが、鳥になるときっとこうだよね!っていう。
めちゃかわですなー。
鳥ルノルマンカードは基本的にはこんな感じに鳥をメインの絵柄として、それと一緒にカードの象徴が書かれているという感じのつくりになっています。しかも鳥の種類名や特性にちなんでカードの絵柄として選ばれてるものもあるようなので、鳥に詳しい人だと絵のかわいらしさだけじゃなくそういう部分もニヤニヤ出来ます。
こういう何かをモチーフにしたカードにはよくある事ですが、カードによってはパッと見じゃなんのカードかわからんのがちょいちょいあります。
軽い余談ですが、ジェムストーン・アンド・クリスタルという、絵柄が全部パワーストーンなどの石の写真になってて、カードの知識だけでなく石の知識もないと全然リーディング出来ないっていう、ある種の剛の者しか使えないんじゃないかっていうタロットカードを持っていた事があります。
まだあまりタロットをちゃんと勉強できてなかった頃で、それで余計に使えなかったというのもありますが、腹立つくらい使えなかったよ…。あ、腹立つってカードにじゃなくて自分によ。
でも今使ってもおそらく無理じゃないかな!(;'∀')
石の知識にしても、ローズクオーツが恋愛の石で、ルチルクオーツが金運の石、程度の浅い知識じゃとてもじゃないけど使えないカードでした…。
そんな感じで、モチーフものの占いカードだとそういう事はまああるもんなんですよ。
鳥ルノルマンも例に漏れない感じではあるのですが、これについては『パッと見では何のカードかがわからない』の意味がちょいちょい違うものが混じってるんですよね。そこが面白いんですが。
例えば34番のカードなんかは魚のカードなんですが、
カワセミが魚くわえてるから魚のカードなんだな、というのはまあわかりますよね。鳥がメインでありながらもこういう方向性で描かれていれば普通にわかります。
36番は十字架のカードです。
鳥ルノルマンだとこんな絵柄になっています。
ぱっと見だけでは、え?十字架?なんで?どこに???となるんですが 、よく見ると
十字架ちっさ!
と、こんな感じのものあれば。
元々動物が描かれているカードの動物を、鳥で表現しようとするともう何が何やらで
14番のカードだと
え?なんのカード?木の枝?(そんなカードはない)
きつね?!
上の写真にも出てますが、狐のカードって詐欺とか騙されるっていう意味があるカードで、モチーフになってる鳥がカッコウ……。
てことはカッコウの托卵から来てるのかー。(カッコウは自分の卵を他の鳥の卵の中に混ぜて、騙して温めさせる習性がある)
これはさすがに鳥の知識とカードの知識両方が上手く頭の中で合わさらないとわからんな!(;'∀')
連想ゲーム的に占うカードという意味では、ある意味一番ルノルマンらしいカードかもしれない。
もういっちょ、今度は15番。
鳥はカラフトフクロウらしいんですが…
え?なに?????
クマかぁー。
カラフトフクロウはフクロウの中では世界最大級の80センチくらいの体長らしいので、熊=でかい、強い、って事から来てるのか…?(ただし体長は尾羽の長さも含まれている数値のため、体そのものの大きさだけで言うとそんなに大きくなく、重さも見た目ほどはないらしい)
ちょっと苦し紛れ感も感じなくもないけど、これはしょうがない…!(;'∀')
極めつけ、12番。
え?ゼンマイ?え???そんなカードないな???
トリかい。
いやトリやけど。
トリやけど、トリて。
そうやけど。
そ う や け ど !!
うまいこと言われへんけど!!!言われへんねんけど!!!なんも間違ってないねんけど!!!!!!!!!なんか!!!こう!!!!!!という謎のぐぬぬ感を感じる。
このような感じで占い以外の楽しみ方も出来る、ユーモアのある素敵なカードです・笑。
番外編:カードの裏側。
餌て。