会社来ると網戸のない窓まで全開にされるから、蚊がひたすら私に向かって来ます。なんで。そろそろそれでも暑いのでクーラー導入待ったなしです。春はどこに。まだ6月よ…。
この自粛生活で私はトングでスナック菓子を食べるという悪い文明に出会いました。デブ活が捗る。
という訳で少しずつですが会社のほうも通常営業に戻りつつも、でも必要ない出勤はしないという方向で動きつつあります。
でも夏の出荷とかもあるから、必要な作業はするけど今までみたいに平日昼間はずっと会社にいなきゃいけないってわけではない、という感じですね。小規模企業の利点である小回りを活かした勤務体制です。
第二波やらなんやらがいつ来るかわかりませんし、出来るうちに出来る事をやっておくしかないなあと思っております。今年の冬の事も今から考えて動いておこうと思っています。さすがに冬から春は繁忙期なので今みたいに来なくていい日ばかりじゃないので悩ましい所です。でも今の所は特に悲観はしてないですけどね。
先日ちょっとグラウンディング力(りょく)というものについて考える機会があったので、記事にしておこうかなと思います。
人間てのはある意味で貧弱に出来てまして。
もちろん弱いばかりではないのですけれど。
肉体は地球という場所で様々な事を体験するための乗り物で、肉体が死を迎えると魂は宇宙に還ります。
地球で肉体という限りあるものを持って生きるという事は、『今生の自分に与えられた環境からスタートして、それぞれの望むゴールへの到達や課題解消を、この地球でやっていく』と決めている、宇宙に宣言しているという事でもあると私は思っています。
魂が肉体を離れると決めた時がすなわち死です。
地球って魂にとっては学校や遊園地みたいなもんで、ホームじゃないんですよね。宇宙という還る場所がある。
嫌な事がいっぱいあったりして気持ちがあまりにも現実逃避に向かってしまうと、魂が宇宙に還りやすくなります。
嫌な事があったとしても、くっそ絶対乗り越えてやるわああああ!とか、それでも生きたい!生きてやる!望みをかなえるまでは死なぬ!!!!!ってなってるうちはいいんです。
でもそうならずに現実逃避しすぎたりしてくると、
『あっ今生とかそういうの、もういいっすわ。
しんどいだけなんで、おうち(宇宙)かえりますわ』
ってなってきます。
それを防ぐのがグラウンディング、つまり
『私はこの肉体で、この環境を、この人生を生きてやる!!!』
って決めるという事です。
めっちゃざっくりですけど。
『地に足がついている』とも言いますね。
ちょっと話は飛びますが、ヒーラーの役目ってヒーリーさんが知らないうちにかけてしまっているフィルターや足枷を外してあげる事でもあります。
例えばAさんの目の前に、陸上競技で使うハードルが1つ置いてあったとします。これはAさんが飛び越えるべきものとして置かれています。
Aさんはそれを飛び越える事がどーーーーーーーーーしても出来ません。
第三者から見たらそれは1メートルもないし、ちょっと飛び越えたら済むようなものなのに。
何故かというと、Aさんには飛び越えられないハードルのように見えてるから。
ハードルが高さ100メートルくらいあるように見えるとか、何故か変なトゲがついてるように見えてて失敗したら絶対怪我するじゃんとか、ハードルまでの距離が地球1周分くらいあるとか、Aさんの位置からだとハードルの数が1000個あるように見えるとか、足が重くて重くて上がらないんだよ!って思ってたりとか。
第三者からすると何言ってんだこいつ?って感じでも、Aさん本人にはそう見えてるから飛び越えられないわけです。
それをひとつひとつ、
『実は拡大レンズがそこにあって、拡大した映像が映ってるだけだから、実際は自分の背丈の半分もないよ』
とか
『あのトゲは痛そうに見えるけど、めちゃくちゃリアルなトゲを描いた紙が1枚ペロッと貼ってあるだけだよ。どうしても気になるならハサミ持ってきて切っちゃえばいいよ』
とか
『地球1周分の距離があるように見えるけど、あれ騙し絵だよ。実際は10歩も歩けば着くよ』
とか
『確かにその位置から見た視界の中には1000個あるけど、そのうち999個はほかの人のハードルだから、あなたに関係あるのはまっすぐ見た所にある1つだけだよ』
とか、
『足が重い?足枷ついてるからじゃーん、それ外しちゃいなよ。鍵?そこに落ちてるやつじゃない?拾ってごらんよ』
とか、
そんな風にお伝えして、ご自身が越えるべきハードルの真の姿をとらえられるようにしたり、本来の力を取り戻すお手伝いをする事が、ヒーラーのお仕事のひとつかなと私は思っております。
問題って、本質を理解してしまえば1つ1つはどうという事もなかったりするのに、トラブルや苦境の中にいると、冷静になれず必要以上に怖がってしまったり、別の問題どうしを変にくっつけて考えて、無駄に大きくとらえて自分の能力を超えたものに思ってしまったりと、その本質から外れた所に目が行きやすいです。
特に日本人は怖がりな人種なので、○○だったらどうしようとか、心配ばかりに労力を使って縮こまって、本来の力が発揮出来ないまま問題と対峙するはめになっちゃってる人もわりと多いです。
そういう時にハードルの真の姿を正しくとらえられるようにお伝えしたり、本来の力を発揮できない要因を外したりして、出来るだけ楽にそのハードルを越えられるようお手伝いをするわけです。
なので、ヒーリングを受けたりリーディングを受けたりしても、現実としてのハードル自体はなくなりません。
そのハードルを越える必要があるのはご本人で、ヒーラーではないからです。
フィルタや足枷をいくら外しても、動くのは自分です。動くための負担をどんなに軽くしても、結局は自分で動かなきゃ解決しませんからね。ハードルは越えるなりなんなりしなきゃずっとそのままです。
誤解のないように言っておくと、物事の本質から目をそらして乗り越える事自体から逃げるのと、目をそらさずきちんと見据えた上でそれを乗り越える手段として『何かから物理的に逃げる』という選択をして実行するのは全く違う事です。
ヒーラーは、その手段を実行するための精神的障害をクリアにするお手伝いをする、という感じでしょうかね。ちょっと回りくどい言い方になってしまいますが。
で、そのハードルの真の姿をとらえるという作業工程の中で、我々ヒーラーがまず最初に習って、口酸っぱくして先生からやれと言われるのが、グラウンディングコードをおろす事です。
イメージで簡単に言うと地球に対して自分の体から錨をおろすような感じですね。木の根っこを伸ばすと例える方もおられますが、それも同じです。
とにかく地球というものに対して自分をエネルギー的にくくり付けて他の場所に行かないようにするというか、しばりつけるというかね。そういう事をします。やり方やイメージは色々ありますが概ねやってる事は一緒です。
グラウンディングコードをしっかりとおろす事で、ヒーラーこそがまず『この地球、この環境を生き抜いて、自分の人生を自分の思うように生きてやるんだ!!!』と宇宙に宣言する意味になると私は思っています。
ヒーラーがリーディングやヒーリングの準備として自分自身にそれを行なう場合は『地球で生きる人を癒すという、今の自分がすべき仕事を真摯に全うします』という宣言も含むと私は思っているので、結構大事な事だと個人的には思います。
仕事じゃなくて使命という言い方もできますが、下手にそういうかっこよさげな言い方すると、人によっては崇高化しちゃうというか中二病発症しちゃうとかそういう事がある危険な言葉な気がするのと、使命って一生変わらないもののように思えますが実際1人に5つも6つもあったりして、その中身も多岐にわたるので、おいしくごはんをたべることが使命とか、そういう事だってないわけじゃないんだぜ……っていう。
これはどこのスクール行こうがどのテクニック習いに行こうが基本的には一緒です。ヒーラーとしてやっていく以上は逃れられない。
てか、ヒーリーさんは『このつらい現実を打破するにはどうしたらいいですか』って気持ちでヒーラーの所にお越しになる事が多いわけですよ、大体。この地球で生きていくためにお越しになってるわけです。
なのにそのヒーラー側が
『え?こんな地獄みたいな所で生きたいの???私はもういいっすわ…もう帰るとこなんで…。あ、なんやったら一緒に宇宙帰ります?』
なんて言うてたらイヤでしょ……(;'∀')
目の前にある自分のハードルを越えようとしてないヒーラーに、自分のハードル越えるための相談なんかしたいと思います?何言われても『どのクチが言うねん』てなりません?『人よりまず自分やん』て。
なのでヒーラーこそまずは、この地球で生きるんじゃー!!!と高らかに宣言して、きちんと自分の目の前のハードルを越えていく事が大事だと思っています。
グラウンディング力ってのは端的に言うと、現実と向き合って願いや望みを現実化する力です。
それが弱いとどうなるかって話なんですけど、魂が宇宙に還りやすくなる事のほかにも色々あるんですが、そのひとつとして、現実が上手く行きにくくなります。
地球で生きるぞー、この環境を生きるぞーってちゃんと決められてないって事でもあるので、なんだか無性に死にたくなっちゃったり、無気力になっちゃったり、何をするにも他力本願になっちゃったり、問題の本質から逃げてしまったり。
宇宙や高次の存在からのサポートがあっても、そのサポートの方向性が地球で生きるにあたって有用なものじゃなくなっていったりします。歯車が些細な所からどんどん狂っていってしまったりする訳です。
宇宙やら高次やらの存在からしたら、問題解決のためのサポート下さいってなんぼ言われても、言うてる本人のグラウンディングコードが抜けかかってたりしたら、『え?地球で生きる気ないのに???そのためのサポートなんか要る?????』って感じなんじゃないですかね…。
肉体があるからこそ起こる事であれば、極端に言えば死んだら問題解決しなくて済むわけですし、ある意味それが問題解決です。
でも正直死なずに解決できるなら死にたくなんかない人の方が多いし、死にたくないから、きちんとその先の幸せを肉体を持った状態で味わいたいから、ヒーラーのところに来てくださってるわけです。
なのでヒーラーはまず、自分のコードを下ろし、その上でヒーリーさんのグラウンディングコードも地球におろしてあげたり、グラウンディング力が強くなるようにエネルギーの調整をするという事もします。
『この方はきちんと地球で生きて幸せになるという意志をもってますよ』と、ヒーリーさんの代わりに宇宙に示してあげるという感じですね。
施術中も常にコードがちゃんとおりてるかどうかを確認します。おりにくい原因があればリーディングで原因を視て、取り除けるものは取り除いたりする場合もあります。
もちろん色々原因はあるし、大体の場合はいろんな要素が複雑に絡み合ってるので、グラウンディング力だけしっかりしてりゃ全部上手く行くってわけでももちろんありませんが、でも地球で生きていく上で基本中の基本なので、まずはこれという感じです。
現実から逃げずにちゃんと向き合ってる人であれば、自然とおりてる事も多いですが、普段しっかりした人でも、ものすごくショックな事があったり、めっちゃくちゃ疲れてたり、いろんな要因によって一時的に自分では下ろせなくなる事とかもあります。
そういう場合はやり方を知っていても自分自身だけじゃ対処出来ない事もありますので、遠慮なくヒーラーに頼って下さい。
つまり何するにもグラウンディングコードは大事やでって話です。
こないだスクールの後輩さんに当たる方からグラウンディングコードに関する事で質問を受けまして、その質問とは少々向きが違うのですが、色々考えてたらグラウンディングとは?をテーマに今回は書いてみたくなったので書いてみました。
(多分質問をくださったご本人はここ知らないと思いますが、めちゃくちゃ回りくどい説明をしてしまったな…と少し反省している)
あとこれは完全に余談ですが、タロットカードに『死』とか『死神』のカードってありますが、あれ別にあのカード出たからアカンとか不吉とかそういう単純なカードじゃないですからね。
確かに人間の視点で言えば死は普通怖いものではありますが、死というものは肉体というものを捨てた事によって魂(とスピリット)だけになるという事でもあり、そうなると宇宙であったり、タロットの世界観で言えば神の国に行くという意味があるので、基本的には『今よりも上のステージへ行くための破壊』を表します。
肉体に主観を置いて見ると、死神は終わりをもたらす恐ろしい存在ですが、魂に主観を置くと神の国へ自分を連れて行ってくれる有り難い御使いになります。
なので、たまにゲームとか小説とかで占いやるキャラが、ストーリーの序盤で『死』のカードが出た事に対して『不吉ね…』みたいな事言い出すと、私の中のタロット警察が疼く時があります。
いやいいんやけどね。物語の導入としてそれはそれでね。プレイヤーないし読者を世界に引き込むための雰囲気づくりってあるやん?特に序盤は。だからええんやで。ええんやけどね。
私もタロットなどの卜占の類は好きでたまにやりますが趣味程度のものなので、そこまで専門知識があるわけではないですけどね。最近ジオマンシーに手を出しました。
というどうでもいい余談でした。